マンション管理会社の価格相場はどれくらい?

気になる管理会社への業務委託費

マンション管理会社に業務委託をおこなう場合、毎月定額で発生するのが管理委託費です。価格のほとんどは人件費となりますが、通常は月額でしか提示されないため実はブラックボックスにもなりやすく気になっている管理者も少なくありません。建物・設備管理業務費になると、エレベータなど機械的な装置の点検費がメインとなりますが、こちらも金額には幅があります。保守点検はメーカーや系列会社がおこなう場合と独立系の点検会社がおこなう場合とで費用が変わりやすく、もしコストを重視するなら系列を選ぶという選択肢もあります。マンションは法的に義務づけられている点検が多く、消防や給水、変電などさまざまな設備が対象です。生活するうえでも安全を確保するうえでも欠かせないものですので致し方ありませんが、管理会社が専門業者に依頼する形になるため、そこに管理会社の手数料が上乗せされています。

マンション管理委託費の目安金額

それではマンション管理会社へ業務を委託する場合、項目別にどれくらいの目安金額になっているかまとめておきましょう。まず管理人件費ですが、通勤する方式で1名あたり月額27万円が相場です。巡回式になると月額9万円程度となり、主にゴミ収集日などに清掃をメインとして出勤するだけの形になります。火災警報や非常通報などを遠隔監視する機械警備費用は、月額3万円程度です。エレベータ保守点検は1基あたりで計算され、月額4万円ほどですので、2基あれば8万円、3基あれば12万円となります。ある程度まとまった価格になるのはこのあたりで、あとは消防設備点検費や機械式駐車場保守点検費、建築設備点検費などが2500~4000円程度です。事務管理業務費などは1500円程度ですのでさほどの額ではなく、多くは点検費用に費やされていると考えてよいでしょう。

マンション管理組合が直接発注する形も

設備点検などに関しては、マンション管理会社が自社でおこなうことはほとんどなく、間に入って専門業者へ依頼する形になっています。それでもワンクッション入ることで手数料が管理会社に入っていることが通常なので、もし管理組合が直接専門業者へ発注できれば、この金額も多少は下げられる可能性があるでしょう。このほか、共有部分の植栽の手入れ雑排水管の清掃費など、直接実施せず外注に出しているようであれば、管理組合として直接契約が可能かもしれません。とは言えもちろん間違いがあってはいけませんので、組合としてネットワークを築き、価格相場と照らし合わせて割高な項目をチェックし、管理会社に値下げ交渉をおこなうことも有効です。